2008年10月

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2008年03月06日

北山田駅開通と駅広告

1年近く開業が延びていた横浜市営地下鉄グリーンラインが、いよいよ3月30日に開通します。東横線の日吉駅から港北ニュータウンを通ってJR横浜線の中山駅に至る新線です。

そして新駅の北山田駅は、私たちのスクールの北山田校から徒歩2分の大変便利な位置にあります。それで今回、小さなスクールである当校としては、ひとつ大変大きな決断をしました。

それは新駅の地下鉄ホームに大きな看板を出すのです。これまでインターネットのホームページ以外ではほとんど宣伝をしておらず(事実は高額な広告費が出せないので)、新しい生徒はほとんど
インターネットと口コミで入ってきておりました。

しかしどんなに優れたものでも、それを求めている人々に知られなければ役に立つことはできません。それで今回大きな決断をしたのですが、今回のこの決断がどのような結果を齎すのか楽しみです。

北山田駅でスクールの看板を見た方は、どうぞ一声感想などを聞かせてください。

地域の人々に知られ、地域の人々に役立ち、地域の人々に愛される、
そんな理想的なスクールとなるために、今後も益々、良いレッスンを行い、さらに生徒の立場に立ったスクール運営を心掛けて行きたいと考えております。

よろしくお願いします。


                        祷 治満

2004年11月04日

スクールのイベント

先週は、私たちのスクールでもハローウィンパーティーを催しました。
子どもたちは魔女や妖精またはアニメのキャラクター等に変装して、
パーティーを楽しんでおりました。

そして12月にはクリスマスパーティーがあります。また、このほかにも
私たちはピクニックやカラオケパーティー等を開催しています。

子どもたちのために催すイベントの趣旨は、感性の豊かな子供の時期に、
自ら直接、外国の文化や伝統行事を体験することが、国際理解を深める
ことはもちろん、英語習得にとっても有意義だと考え、単に面白おかしく
やるのではなく、もちろん楽しいということは大切ですが、行事に関係した
語彙や由来等も、日頃の学習に取り入れるようにしています。

大人の生徒達とのパーティーは、講師の先生方や生徒同士の親睦交流が
目的で、なるべく皆が楽しいひと時を過ごせるように心掛けています。

このように生徒の皆さんが参加できるイベントを企画していて時々
感じることは、残念なことに受身の姿勢の生徒が多いということです。

特に子どもたちがそうですが、自ら積極的に参加してイベントを盛り
上げて楽しむのではなく、楽しませてもらうことを待っているのが
気になります。

これは幼い時から与えられることに慣れている、現代日本社会で育った
者の習慣からきていることなので、簡単なことではありませんが、コンテスト
などを催して、なるべく参加型のイベントになるように努力しています。

欲しい物が手に入るということは幸せなことですが、何の努力もせずに
欲しい物が手に入ることは、努力してやっと手に入れたときの感動を
奪っていることにならないでしょうか。

 私は1954年生まれでしかも大変な田舎育ちですから、まだ日本がそんなに
豊かでなく、物も溢れていない時代のことを知っています。魚釣りにしても、
子どもでも自分で山に行き竹を切って釣竿を作ったものでした。

餌も自分で川に入って、笊で川えびをすくって調達しました。このように準備は
大変でしたが、それゆえ魚がつれたときの感動が大きかったのだと思います。

現在、自分の子どもと海釣りに行きますが、カーボンリールの釣竿を使い、
餌もオキアミをつけてもらって魚を釣る彼らは、釣れたときは喜びますが、
私が味わったような忘れられない大きな感動は無いようです。逆にそういう
彼らが可哀そうな気もします。

2004年10月28日

最近の英会話・英語クラス受講生

前回は、「韓流」と最近の韓国語学習者について書きました。
今回は、私たちのスクールで、最近どのような大人たちが、
英語を学んでいるのかということについて書きます。

まず第1グループは、海外旅行の好きな女性たちです。年齢も20代
から60代と幅広いです。この層の生徒のレベルは大きく二つに分かれます。
初級レベルの方々は、海外旅行に最近目覚めた方たちです。

中には、一度訪れた国が気に入り、将来、住みたいと考えている方もいます。
全員ではないでしょうが、きっとこの女性たちの中から、将来、自分の夢を
実現する人々が出てきます。このような夢を持つ男性は少ないようです。

そしてこのグループのもう一つの層は、中級レベル以上の人たちです。
彼女たちは、海外旅行にも慣れており、経済的にもある程度恵まれた方々です。
短期・中期の海外滞在の経験もあり、旅行も1カ国を何度も訪れるとか、
ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア等はすでに訪れているので、
北アフリカとか中南米とかを訪れ、旅にもこだわりを持っています。

彼女たちは、日常英会話は出来るので、英語力が落ちない程度に勉強し、
このまま旅行である程度、英語が使えれば満足です。もちろんもっと上達
したいという気持ちはありますが、英語を一生懸命勉強しようという態度
ではなく、英語はあくまでも楽しみのための手段と考えています。英会話
のレッスンも楽しそうに学びます。

第2グループは、大学生です。将来、英語を使う職業に就こうと考えています。
英会話の中級及び上級のクラスやTOEICクラスに在籍します。短期・中期の留学
にも関心があります。しかし英語を使って何をしたいのか、具体的な計画を持っ
ている生徒は余り多くありません。就職に有利だからと考えているのでしょうか。

第3グループは、ビジネスマン・ビジネスウーマンたちです。このグループも
大きく二つのレベルに分かれます。初級レベルの方は、最近、仕事でどうしても
英語が必要になってきたからという方たちです。その理由は、職場での配置転換
や業務内容の変化、或いは会社が社員全員にTOEIC の点数を求めてきたなど、
様々です。男性がほとんどです。この層の学習者の要望に適切に応えてくれる
スクールが、余り無いように思われます。

この第3グループの中級及び上級レベルの方たちは、スキルアップが目的です。
現在、仕事で英語を使っているが、自分の英語力に満足していない方々です。
特にリスニングのスキルアップを求めている方が多いようです。現在、
個人レッスンという形で、私たちはこの方々の要望に応えています。

 このように書いてきますと、語学スクールを運営してきて15年になりますが、
趣味や教養として英語を学ぶ人よりも、実用のために英語を学ぶ人たちが
確実に増えてきています。これも、日本社会の国際化の一面でしょうか。
皆さんはどのグループに属しておられますか。

 どうぞ楽しく学ぶ工夫をしてください。そして学んだものは、なるべく使う
ように心掛けてください。それが語学上達への早道です。

2004年10月21日

語学スクールにおける“韓流”

「冬のソナタ」「シュリ」「シルミド」などの韓国テレビドラマや
映画をきっかけに、韓国の女優や俳優たちが、日本女性を中心に
大人気となって火がついた韓国ブーム。

この韓国大衆文化ブームのことを中国語で「韓流(ハンリュウ)」
と言い、日本でもマスコミを中心にこの言葉が定着してきているようだ。

最近は、このブームに旅行社が目をつけ、韓国ドラマのロケ地巡りの
ツアーが大人気だという記事が、先日の新聞にも出ていました。

 それでは、語学スクールにおける韓国語学習熱はどうなのか。
今日は、そのことについて書きます。

確かに、韓国語を学びたいと言う生徒が増えてきました。これは
2002年の日韓共催ワールドカップの折には、見られなかった現象です。

スクールを始めた1990年から韓国語クラスを設けていますが、これまで
生徒はほとんどが韓国と取引のあるビジネスマンか、在日の方々でした。

クラスの数も少なく、生徒も常に一人か二人で、グループレッスン
でも個人レッスンのような形になり、経営的には苦しかったです。

しかしこの夏、一人の主婦が教室を訪ねてこられました。そして
遠慮がちに彼女は、「あの….外国語習ったこと無いんですけど、
韓国語学べますか。」と、訊いて来ました。

そこで彼女といろいろ話をしたところ、彼女は韓国のドラマを観て、
いいなと思って、韓国を学べる場所を探したそうです。

このような映画やドラマを観て、憧れて語学を学びたいと思う現象は、
これまで、フランス語や英語ではありましたが、韓国語では初めてでした。
近くて遠い日韓関係が、新しい段階に入ったんだなと思いました。


私のスクールでも9月から一挙に「初級クラス」が二クラスも同時に
始まりました。かってなかった出来事です。
 
 学習面から見ても日本語に最も近い韓国語は、日本人にとって
学びやすい言語だと思います。言語構造的にも単語においても
大変似ています。

1990年のスクール設立以来、この15年間、他の外国語では学習言語を
習得できず、残念ながら中途で諦める生徒さんもいましたが、韓国語
に関しては中途脱落者は、いまだ一人もいません。

個人差はありますが、1年ほどの学習で基礎的な会話が出来るように
なります。

そして地理的に近い国ですから、時間的にも経済的にも、時には国内旅行
よりも安価に訪れることが出来ます。これも韓国語学習が日本人学習者に
とって有利な点です。

 最後に一言。韓国の若い人達の日本に対する意識も変わりつつありますが、
彼らは近現代の歴史を学んでいますので、やはり日本人もある程度は歴史を
知っていた方がいいと思います。

そして、韓国の年配の方々は、実際の日本との関係で多くの苦労をなさって
きています。たとえ話さなくても日本語を知っている人も多いです。
それが何故なのか。そのことも知っていたほうがいいと思います。

それからもうひとつ日本との大きな違いは、韓国には男子は19歳から29歳
までの間に2年2ヶ月から2年6ヶ月間兵役を務めなければならない徴兵制度
があるということです。

このように違いもありますが、似ている点もあります。相互理解を深めるには、
好きから始めて、少しずつ相手と自分を知るようになることが大切ではない
でしょうか。それは語学の習得・習熟のためにも大切なことです。


 

2004年10月14日

生徒がスクールを選ぶ基準

 生徒たちはたくさんの選択肢の中から、どのようにして自分に合った
スクールを選ぶのでしょうか。これはスクール経営の視点からも大変
興味のある問題です。もし誰か答えが分かっている方がいたら教えてください。

 私たちのスクールも含めて、今日、どのスクールも無料体験レッスン
等を行っているでしょうから、入会前にある程度のレッスンの様子は
分かると思います。

しかし担任制でなく毎回、講師が変わる予約制の場合や、実際の普段の
クラスでの体験レッスンでなく、体験レッスン用のレッスンでは、
入会後の実際のレッスンと体験した内容が異なり、体験レッスンが余り
参考にならない場合もあります。

私たちのスクール場合、体験レッスン後、実際に本校に入会した生徒たち
から得た情報では、説明がよかったから、講師が素敵でレッスンが楽しか
ったから、アットホームな雰囲気だったから、月謝制で安心できるから、
授業料が安いから、大手のスクールで以前いやな経験をしたので小さな
スクールを探していたから等が、選択の理由だったようです。

しかし、体験レッスン受講後、本校に入会しなかった方々もおられ、
当然それなりの理由があったと思いますが、追跡調査が出来ませんので、
想像以外では分かりません。

テレビや雑誌で知られた知名度の高いスクールがよかった。その方が
安心だという心理も分かります。ホテルのような洗練された家具や
ソファーがあるフロアーがよかった。これも生徒が満足感を得るため
の重要な点です。

生徒は皆、外国語が上手になりたくて学習を始めます。しかし目的は
同じでも、それぞれの生徒により満足感の得かたが違います。

 私達は、外国語を学ぶ過程と外国語を習得した結果において、生徒
の心と視野そして関わる世界が、より広くより豊かになるための
お手伝いを外国語教育を通して行いたいと思っております。

それは教える講師の人間としての素晴らしさと、プロとしての高度な
専門知識が生む優れたレッスン、そして生徒の立場に立つスクール運営
システムにより実現すると思います。

 幸いなことに、私達は、多くの素晴らしい生徒の方々に支えられて
おります。私たちの学校の一番誇りうるものは、ここで学んでいる
素晴らしい生徒たちだと思っております。

外国人講師の採用面接で、いつも私が強調するのは、
「あなたは、素晴らしい生徒たちに会えますよ。あなたはそれに相応しい
人ですか?」ということです。

いみじくも昨年のスクール主催のクリスマスパーティーの後の帰宅途中、
私の妻がぽろりと言いました。

「生徒の皆さん、みんな優しくおとなしい人たちね。スクールのカラーに
似てくるのかしら。」

私はそれを聞きながら、この人間的にとても素晴らしい生徒たちが、
これから益々様々な人々との交流が盛んになっていく国際社会で、
価値観や文化が異なる相手を、時には粘り強く説得したり、時には
自分の意見や考えを強く主張したりすることも学んでいってほしいと
思いました。

 今後も素晴らしい生徒の方々に選んでもらえるようなスクールになるよう、
努力して行きたいと思います。

2004年10月07日

英会話を学ぶ素敵な生徒

ある日、年配の女性が遠慮がちに教室に入ってこられました。
「あのー、まったくの初心者で文字を読むことも出来ないんですが、英会話
学べるでしょうか。ゼロレベルから教えて貰えると聞いて来たんですが…….。」

仮名で一応、並木さんとしておきましょう。並木さんは、大変丁寧に
そのように訊いてこられました。

その後、レッスンが始まってから英会話の一環として、彼女にいろいろ
伺ったのですが、

「戦争時代に育って、英語を学ぶ機会が全く無かったこと。商社に勤めて
英語が堪能な娘さんがおり、その娘さんと年に1・2度海外旅行に出かける
ことが大きな楽しみということ。」など、彼女について知るようになりました。

それで、これまで楽しみな海外旅行に出かけるときは、いつも娘さんが
通訳してくれるので困らなかったのですが、前回、ニューヨークに行った
とき、メトロポリタン美術館の前で娘さんがちょっと用事をしている間、
暫く一人でいたそうです。

そのときある女性が並木さんに何かを訊いてきたそうです。しかし、
その女性が言っていることが分からないで、並木さんが困っていると、
その内に、その女性は馬鹿にされたと誤解して怒って、そのまま何処かへ
行ってしまったそうです。

並木さんは、「海外旅行が好きで、様々な土地を訪れ、いろんなことを
自分は楽しんでいるのに、言葉も喋れない。だから誤解も与えてしまう。
今度は英語を勉強して、少しは喋れるようになってからまたアメリカに
来よう。」そう思ったそうです。

こういう積極的な生きる姿勢が、職業婦人として今日まで並木さんを
支えてきており、その前向きな姿勢が、その後の彼女の英語学習における
進歩のエネルギーだということも、後々気付いたのでした。

そこで、帰国してからの彼女の心配は、「でもABCも知らない年寄りの
自分に英語を教えてくれる学校なんか日本にあるかしら。」ということ
だったそうです。

 当時、初心者の方に英会話を安心して始めて頂くために、「ゼロレベル
から学べる英会話」という当校のキャッチコピーを彼女は、偶然見て、
勇気を出して教室を訪ねてこられたそうです。

それから並木さんは週2回の個人レッスンを私と始めるのですが、会社が教室
の近くだったので、彼女は昼休みの時間を、お昼を食べずにレッスンに使った
のです。このことからも彼女がどんなに素晴らしい生徒だったかということが
分かると思います。

私との個人レッスンを1年ほど継続した後、彼女は外国人講師のクラスに移って
行ったのですが、あるとき教室の受付で立ち話をしながら、

「今は、外国人の先生と会話するのも楽しいですが、それよりも街に出て電車
に乗っても今までとは違い、ローマ字や英語の単語が読めるので楽しいです。
これまで見えなかった目が見えるようになったそんな気持ちです。本当に
有り難うございました。」と言ってくださいました。

私もとっても幸せな気持ちになり、語学スクールをやっていて良かったなと
思いました。

2004年09月30日

ネイティブ講師と日本人講師はどちらがいいですか?Part2

前回のコラムでは、子供たちが英会話を習う時、ネイティブ講師と
日本人講師ではどちらがいいのかということについて、書きましたが、
今回は、中学生以上の大人の理想のクラスはどうあるべきかについて、
続きを書きます。

 私たちのこれまでの15年の経験から言うならば、少なくても初級
レベルの生徒は、ネイティブ講師と日本人講師からそれぞれにレッスン
を受けることが、効果ある学習となるでしょう。

言葉はインプットとアウトプットを繰り返して習得していきます。
インプットがないとアウトプットは不可能です。

英語が話されている国で、英語を学ぶなら24時間ずっとインプット・
アウトプットする機会があります。

しかし私達は日本にいながら英語を習得しようとするのですから、
インプットやアウトプットを効率的に行わなければなりません。

そのためには大人の学習者の場合は、文法の知識が役立ちます。
スキーで足を骨折した人は、手術後リハビリテーションをします。

そのときに必要な道具が、平行棒や松葉杖です。そしてそれらの
道具を使ってリハビリテーションをするうちに足が丈夫になり、
平行棒や松葉杖が無くても歩けるようになります。

 大人が外国語を学ぶときに、文法はいわばリハビリ中の松葉杖
のようなものです。文法を使って効率よくインプットした知識を、
再び文法の知識を使ってアウトプットする練習を行う。

そのようにしてインプット・アウトプットを繰り返すうちに、
足が丈夫になり松葉杖無しでも歩けるようになるのと同様に、
文法の知識をあらためて意識にのぼせることなく外国語が使える
ようになります。

それは文法の知識が不必要になったのではなく、訓練により
意識して使う必要がなくなったのです。特に自国で外国語を
マスターしようとする大人が、文法の知識に頼らずそれを行おう
とするのは無謀なことです。

 また、文法をどんなに学習しても、その文法の知識を運用して
話したり聴いたり書いたり読んだりして使う練習をしないのなら、
その外国語は、これまた使えるようにはなりません。

これまでの学校英語教育で英語が使えるようにならないのは、
学んだ知識を運用して使う必要性と訓練がないからです。
ですからネイティブ講師と話す訓練も大切です。

 これで、外国語を習うのに「ネイティブ講師と日本人講師は
どちらがいいですか?」という問いへの答えは出ました。

答えは、「両方とも必要です。それぞれが相手が足りない部分を
補い合うことが理想です。」ということになります。

 私たちもより優れたレッスンを行うために、ネイティブ講師と
日本人講師両方の良さを生かしたカリキュラムを組んでいます。
そして、生徒自らが自分の要求と必要に合わせて、自由にその
組み合わせを選択できるシステムにしております。

「言うは易く行なうは難し」ですが、理想を求めて努力しています。

2004年09月23日

ネイティブ講師と日本人講師はどちらがいいですか?Part1

今日、日本において英会話を学ぶ場合、大人のクラスではネイティブ
講師のレッスンが一般的ですが、児童英会話においては、これはよく
訊かれる質問です。

全国展開している大手のチェーンスクールや家庭の主婦が個人で教室を
開いているケースを含めて、多くの日本人講師が子供たちに英会話を教
えています。

この質問に対しては、いろいろな要素があり一概には言えないのですが、
私たちが理想としているレッスンについてお話します。皆さんが、
外国語を学んだり、子供のための英会話教室を捜す際のヒントにして下さい。

 幼児及び児童英会話クラスにおいては、教育学や言語学を学んだ
英語を使える日本人講師とネイティブ講師が共同でレッスンプログラム
を作り、そのレッスンプログラムに基づいて初期には二人で一緒に教え、
導入及び基礎期間を経た後、生徒達の英語力が付いてきたら、ネイティブ
講師のみによるレッスンを行うことが理想だと思います。

理由は二つあります。一つは、日本人講師は生徒と同様、外国語として
英語を学び、それをマスターした経験を持っているので、生徒が英語を
マスターするためにたどる学習過程によく通じているからです。
その日本人講師の経験と知識を使わない手はありません。

もう一つの理由は、私達は繰り返し使うことによって言葉を習得します。
言葉を使うとは、心のコミュニケーションを行うことです。

自然な心のコミュニケーションを行うのに、二人とも日本語が分かる
日本人講師と日本人生徒が、わざわざ英語でやり取りすることは
どうしても不自然です。

英語を使うことが自然であるという環境が生徒との間に生まれる点に、
ネイティブ講師の大切な存在意義があります。

 また、異なる文化や価値観で育った人々と触れ合って、言葉を学ぶ。
それは直接の言語学習以外にも、その言葉を生み出した文化・歴史・
習慣等様々な多くのことを学ぶ機会でもあり、それは言語を学ぶ上でも
言葉そのものと同じくらい、ある意味ではそれ以上に大切なことです。

そしてそのネイティブ講師が教育学や言語学・外国語教授法を学び、
さらに自ら自国で外国語をマスターした経験を持っているなら言う
ことはありません。しかし、そういうネイティブ講師は大変稀です。

 私たち日本人が全員外国人に日本語を教えることが出来るかと
いうことを問うたら、言葉を教えるには特別な知識や訓練が必要だ
ということは、すぐに分かる問題です。

2004年09月15日

外国人講師の採用について

皆さん、いかがお過ごしですか。随分朝夕涼しくなりました。季節の変わり目、どうぞ風邪などひかれないようにお気をつけ下さい。それでは、コラムに行きます。今日は、語学スクールで最も重要な外国人講師の採用についてです。

本校のような独立系の小さな語学学校では、教える講師の質が学校の存続さえも決めてしまいます。それで講師の採用にはあらゆる点を考慮し、毎回、細心の注意を払い、最大のエネルギーを注入します。

そこで今回は、外国人講師を採用する際、どういう点を基準に採用するのか、生徒の皆さんも興味があると思いますので、そのことについて書いてみたいと思います。

まず一番大切なのは、人間性です。もちろん経験や専門知識も大切ですが、それらはこれから積むことも出来ますし、採用後、しっかりした研修を行い、身に付けて貰うことも出来ます。しかし、人間性はその人が元々持っているもので、これから研修で身に付けるものではありません。

では教師にとって大切な人間性とは具体的に何かというと、学んでいる生徒の気持ちや立場、或いは喜びや困難を共感を持って理解できる能力です。教師にとって教えることは、自分の持っている知識を伝えることですから、そんなに難しいことではありません。時にその教える知識を持たない教師がいますが、それは問題外です。

しかし真の優れた教師とは、知識を授けるだけでなく、生徒自らがもっと学びたくなる、そういう気持に生徒をさせる教師ではないでしょうか。そのためには、博学な知識でも美貌でも美声でもどんな魅力でもかまいませんが、教師は生徒にとって魅力的でなければなりません。

それではどんな魅力が大切なのかというと、ある程度時間が掛かる訓練を必要とする外国語学習においては、教師は人間的な魅力に溢れていることが大切です。それは他者を思いやる気持ちがあり、他者への労を厭わず、他者を楽しませることが同時に自分の喜びとなる、そういう性格の良さではないでしょうか。

常に自分が正しい、自分のやり方が正しいという、柔軟性を欠いた性格の語学講師は、よくありません。後々、必ず破綻をきたします。一人の生徒に最適だった方法が、他の生徒にも常に最適だとは限りません。

自らの教授法に自信を持つことは大切ですが、それは常に生徒からのチェックを受け、改善していかなければなりません。学ぶ生徒は進歩します。教える教師には生徒以上に進歩することが求められます。

一般的に英語のネイティブ講師を採用する場合、一人の採用に約50人余りの応募があり、書類専攻の後、約20人余りの方と面接を行います。もちろん破格の待遇で採用するのであれば、専門知識も豊かで人間的にも優れた講師を採用することは、それほど困難なことではありません。

しかし講師の給与は生徒の授業料で賄われている以上、経営者として、優れた講師には待遇面でも最大限の努力はしますが、破格の待遇は出来ません。

それならどうするか。私たちは「教育とは生徒に与えることである」との理念に基づき、「学ぶ生徒の立場に立った語学教育」を行っていることを説明し、「この考えに共感でき、そしてあなたが、教えることが同時にあなたの喜びであるような教師なら、ここには素晴らしい生徒達と、あなたが自らの創造力を充分に発揮することに理解がある経営者がいるので、あなたはこの学校で精神的に大きな満足を得られることを約束します。」と採用面接で言い、私たちもこの学校にふさわしい先生を採用したいし、あなたも自分に合った学校を選んでくださいと言って、相手からもこちらを選んでもらえるように話をします。

今日、日本には単にネイティブだという理由で、言語を教えている外国人講師が多過ぎます。それなら私たち日本人なら全員、外国人に日本語を教えることが出来ると言っているのと同じことです。

そんなことはありません。外国人に母国語を教えるには、教える言語とそれを学んでいる生徒の母国語の知識、そして自らも外国語を学んだ生徒としての経験も必要です。

あなたが人間的にも知識的にも豊かで素晴らしい先生に出会えたら、それはあなたの人生における大きな財産となります。素晴らしい教師との出会いが、学ぶ生徒の財産となるような、そういう教師を私達は常に捜し求めています。

 来週は、「ネイティブ講師と日本人講師、どちらがいいのか?」について書きます。


2004年09月08日

子供に英語を教えてはいけない

子供に英語を教えてはいけません。どういうことかと言うと、「Dogは犬です。猫はCatです。英語で馬は何と言いますか。はいHorseです。」これでは子供たちは、英語を習得できません。

なぜなら、生きているはずの言葉の世界が死んでいるからです。死んだ世界からは何も生まれません。言葉は生きているのです。

 授業参観後暫くして、あるお母さんから「先日の授業参観で、うちの子は外国人の先生と英語でやり取りしていましたが、その内容を家に帰ってから子供に訊いたら、どうも分かっていないみたいです。会話の中身はどういう意味だったのと訊いても、子供は “分からない” と言います。これでいいのでしょうか。」という質問を頂きました。

私は、そのお母さんに、「それでいいのです。お子さんは、日本語に置き換えて英語を習得しているのではありません。ダイレクトに英語という世界の中で言葉を習得しているのです。「ハローはこんにちはという意味です。」 私達はそのような教育をしておりません。子供たちは、“Hello” は大好きな外国人の先生に会って、自分の親しい気持ちを伝える魔法の言葉として使っています。ですから 「ハローはどんな意味?こんにちはという意味でしょう。」 こんな質問はお子さんになさらないで下さい。」とお願いしました。

それでは私達の幼児英会話クラスでは、英語を子供たちに教えず、何をしているのか。子供たちは新しい言葉を自ら学ぶ高い能力を持っています。その自らの高い能力を子供たちが最大限発揮するために、英語を教えることを目的とせず、コミュニケーションの手段として、英語を使う楽しい機会を、子供たちがより多く持てるようにしています。

具体的には、英語を教えるのではなく、英語を使って様々な活動(創作・絵本・美術・音楽・身体・生活等)を行います。例えば、折り紙で小船を作るときに。青い船を作りたい生徒は「Blue paper, please」と言えなければ自分の要求するものが手に入りません。もちろんそれ以前に子供たちは、絵本やお絵描き・歌などで、頻繁にBlueやPaperには出会っています。

幼児たちは十歳を過ぎた生徒や大人のように、これは日本語、これは英語と意識して言葉を使っていません。彼らは英語がコミュニケーションの手段として使われている環境の中で、必要性があるとき、次々に言葉を使っていき、素晴らしい吸収力で言語を習得していきます。

クラスでは子供に英語を教えるのではなく、子供たちと英語を使って一緒に遊んだり、子供たちも自らの要求を英語を使って充たしたりします。それは母国語の習得においては、子供たちとお母さんとの間で自然に行われていることです。

このようにして言葉の世界を音声言語で楽しく基礎付けた後、私達は生徒が小学生になったら少しずつ段階的にフォニックスを使って、英語の読み書きを教えます。

私達は、ここでも子供たちの自ら学ぶ能力を最大限生かします。上手に教えるなら子供たちは読み書きも大好きです。但し、文字に興味を持ち始める時期は、それぞれの子供によって異なります。私達は、それもそれぞれの子供たちの個性として大切にしたいと考えております。

私達は教えるという発想では言葉は習得できないと思います。これは母国語も外国語も基本的には同じです。分かり合う、或いは共感するするそういう心が、言葉の習得を可能にするのではないでしょうか。

しかし子供たちに躾や相手への思いやりは教えなければなりません。大きくなればなるほど、それらを教えることは困難になります。これはご両親との協力が必要です。このことは直接英語とは関係ありませんが、これから世界中の様々な人々と交流していくためには大切なことだと考えます。                                           創立15年になる小さな語学スクールです。至らぬ点も多々あると思います。当校で学ばれている生徒の方々、或いは他校で学ばれた経験のある生徒の方々の意見をお寄せ下さい。スクール運営に反映させていきたいと思います。